スポンサーリンク
ヨウムが噛んだり爪でしがみついて傷ついても多少は平気か
ヨウムに限らず手乗りの中型大型インコを飼育してゆくなら嘴や爪による多少の怪我は避けては通れないと思います。大型中型小型など大量に手乗りを愛情を込めて飼育しているにもかかわらず今まで一度も噛まれたことがないという方に以前お会いしたことがありますがそのような方は稀です。
ほとんどの方は過去に何度か、あるいは何度も噛まれたりしがみつかれたりしているはずです。もしそのような経験を一度もされていないという方の多くはお世話をきちんとされておられないのかもしれません。
私も今でも噛まれることがあります。普段はほとんどありませんが特に鳥のペースではなく自分のペースでお世話をしていると鳥はケージに入りたくないのに早く入れないといけない時などにガブッとやられることがあります。お世話を頻繁にしていても絶対噛まれない人間を目指すのも良いことですが、ある程度怪我をすることも我慢できるかを考えておくことは大切です。
スポンサーリンク
特にヨウムの飼育を考えておられる方で絶対に手に傷がつけられないというような特殊な職業についておられる方ですとヨウムのお世話は難しいかもしれません。
またこのことは主になって飼育なさる方だけではなく同居している家族も関係してきます。特に信頼関係ができていない家族が餌を与えたりお世話をしたり放鳥時に近づく時にヨウムがその人を噛むといったこともありえます。ですからそのような点でも同居する家族に理解を得ておくことは大切です。
ヨウムの場合雛のうちは嘴の力はそれほど強くありませんので生後5ヶ月くらいまでは噛まれてもそれほど傷つくことはありません。でも6ヶ月以降はどんどん力が強くなり流血するようになります。
また生後3?6ヶ月くらいは嘴による流血は少ないですがしがみつく力はどんどん強くなりますのでまだ飛べないこともあって飼い主にまだ小さい爪で強くしがみつきます。半袖や薄着ですと腕が爪の跡でミミズ腫れになることもあります。雛から飼育する場合はすぐに矯正はできませんのである期間、腕が傷だらけになることも覚悟しなければなりません。
もちろんヨウムが成長するにつれしがみつきは少なくなると思います。ですから爪による流血は少なくなりますが成長過程で反抗期がありその時に噛まれることがあるかもしれません。そのようなことを経て落ち着いた5年以上経過したヨウムは、適切に育ててきたのであれば。。噛まれたりするトラブルは少なくなってゆくと思います。
しかしそうであってもヨウムは野生動物であるということを忘れるべきではありません。飼育中に何があるかわかりません。目を傷つけられたりすると失明に至ることもあります。ピアスをもぎ取る力もヨウムにはあります。ですから飼育の際、特に放鳥時は十分の注意を払う必要があるでしょう。
スポンサーリンク
携帯スマートフォンはこちら