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ヨウムとオウム、インコの違い
ヨウムの飼育をしているとよくあまり知識のない方から
「へぇ〜。ヨウムですか?オウムじゃないんですか?」
「いえいえ、ヨウムです。」
「そうなんですか。ヨウムは知らないなぁ。オウムなら知っているけど。。」
みたいなやり取りをすることがよくあります。せっかくなんで本サイトでもヨウムとオウムの違い、インコとの違いを取り上げておきたいと思います。
まず、ヨウムは日本語名で漢字では洋鵡と表記します。なぜ洋鵡と呼ばれるようになったのかはよくわかりませんが、鸚鵡(オウム)や(鸚哥)インコと区別するためにつけられた名前なのではないでしょうか?
確かにヨウムは他のインコやオウムとは異なっています。
日本語ではヨウム(洋鵡)と記されるヨウムですが、英語ではAfrican Grey Parrotと呼ばれています。
African アフリカの Grey 灰色の Parrot オウム
とまあ見たまんまの名前がつけられています。この名前の通りヨウムの原産地はコンゴ民主共和国などのアフリカ中西部の森林地帯に生息しています。
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またParrotと付けられているからといってヨウムがオウムの種類かというと必ずしもそうではありません。ちょっとややこしいのですが、分類学上ヨウムはインコ科に分類されています。でもインコ科はオウム目に含まれるのですべてのオウム、インコはオウムであると言う強引な呼び方ができないわけではないようにも思います。
でも一般的にはオウムというとCockatoosと呼ばれる頭に冠のある種類を指します。白色系のキバタンやコバタン、オオバタンやタイハクオウム、シロビタイムジオウムなど白色系のオウムやクルマサカオウムなども含まれています。また、モモイロインコやオカメインコなどは日本語名はインコと付きますが分類学上はオウム目オウム科に含まれます。
一方、ヨウムはオウム目のインコ科に含まれていますからオウムとヨウム日本語名は似ていますが、大きな違いがあります。もちろんどちらもオウム目なんだから同じじゃないかという見方もありますが、同じ目でも科が違うと大きな隔たりがあります。
例えば犬、ネコ、クマ、アザラシ、たぬきなどは同じだと考える人はいないことと思います。それぞれ、イヌ科、ネコ科、クマ科、アザラシ科、たぬきはイヌ科に属しています。でもいずれもネコ目(食肉目Carnivora)に属しています。同じネコ目に属しているからといってイヌもネコもアザラシも同じだという方はいないでしょう。
ですから同じオウム目だとしてもオウムとヨウムにはそれぐらいの違いがあると考えるのは良いことだと思います。でも犬もタヌキも同じイヌ科だというのはちょっと無理があるようにも思いますね。犬とタヌキでは明らかに違います。
同じように一般にオウムと聞いて多くの人が思い浮かべる大きくてきれいなコンゴウインコはオウム科ではなく、インコ科に含まれていますからセキセイインコと同じ科であるということになります。でもセキセイインコとコンゴウインコでは全然違いますよね。やっぱり分類学って重要な学問ではありますが、動物や人間を特定のカテゴリに分類するのって限界がありますね。
そんなオウム目のインコ科に属している、ヨウム African Grey Parrot ですが、他のインコやヨウムとは違う独特な個性を持ったインコです。
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